ティッシュ配りとチラシ配りの違いで明らかになる「本質」
街を歩いていると、よくティッシュ配りやチラシ配りをしている人を見かけます。
不動産や美容室、飲食店、フィットネスクラブなどの広告媒体として幅広く利用されており、そのようなお仕事をされたことがある方の中には、ティッシュ配りやチラシ配りの経験をされたことがある方も多いことと思います。
私自身、以前フィットネスクラブに勤めていた時にティッシュ配りやチラシ配りを経験しました。
なので、配る側の視点で、ティッシュ配りやチラシ配りをしている人達を観察していると、『残念だなー、その感じだともらってもらえないよー』と感じる配り方をしている人もたくさん見かけます。
(まあ、時給もらえればいいやで、そもそも結果にコミットするつもりがない人が放置されている場合もあるかと思いますが・・・)
自分でいうのもなんですが、僕はティッシュ配りやチラシ配りがけっこう上手な方でした。
それを実感したのが、ティッシュ配りではなく「チラシ配り」の方です。
どうしてかというと、ティッシュはそれ自体が役に立つ嬉しいものなので、こちらが頑張らなくても、時には相手から貰いにくることもあります。
僕自身もらう立場になった時、特に花粉症の時期なんかでポケットティッシュがなくなりそうになると、なんなら自分から目で探して、見つけたら自然な雰囲気を装って近寄っていき貰います。
(買えよってツッコミが聞こえてきそうですが…笑)
よほどのことがなければティッシュは簡単に受け取ってもらえると思うので、ティッシュ配りはある程度普通にやってれば、配った個数という「表面的な実績」においては、効果的な人とそうでない人の違いが分かりにくいと感じました。
一方、チラシ配りはそうはいきません。
チラシはティッシュと違い、広告部分の内容を把握するまでは、そのもの自体の必要性を相手が感じることは少ないので、もらってもらうには差し出す際の「働きかけ」が重要になってきます。
なので、上手な人とそうでない人の差が出やすいのです。
チラシは、配ることができる数はティッシュに比べれば少ないですが、興味のある人とない人をある意味ふるいにかけることができるので、無駄に撒くということが少なくなる分、場合によっては効率的で、なおかつチラシの方が情報量も多く載せられるので読んでもらえた時はより高い効果が期待できると感じます。
『ティッシュはたくさん配れるから、その分広告を見てもらえる人が多くなる可能性が高くなるし、それでいいじゃないか』という考えもあるかと思いますが、実際のところは、広告部分は見ない人が多いのではないでしょうか?
私はほとんど見たことないし、使う時もティッシュとしてしか認識していないので、広告部分に意識が向きません。
たくさん配れることができるティッシュ配りは、配った個数という表面的な実績だけで満足してしまいやすいという部分においては、その質が悪ければ費用対効果的にリスキーだと感じます。
たくさん配ってもお店に来てもらえなかったら意味がないですし、お金をドブに捨てるようなものです。
本当に重要なことは、本来の目的である広告として機能するかどうかですよね。
チラシ配りは難しいというイメージがあるかと思いますが、難しいからこそ「本質的な目的を達成する為の技術」が磨かれやすいと感じます。
私の場合、予算的にティッシュ配りは厳しい状況の中だったので、店舗自作のチラシ配りという手段しかできないこともありましたが、やるからには少しでもチラシ配りで宣伝したいという想いがあったので、どうしたらこのもらってもらいにくいチラシをちょっとでも受け取ってもらえるかを考え、実験する中で少しずつ反応が良くなってきました。
そしたらなんと、チラシでは通常起きにくそうな相手からチラシをもらう為に近寄ってくるということも経験できました。
相手は人間、きちんと働きかければメッセージは伝わり、心も動きます。
効果的なチラシ配りのコツが理解できれば、たくさん配れるティッシュ配りの効果はチラシ配り以上に当然なると思います。
誰かに教わったことがあるわけではないですが、経験の中から実感した効率的・効果的な配り方のコツをお伝えしていきますので、お読みいただき、楽しみながら実践してもらえればと思います。
効率的・効果的なティッシュ配り・チラシ配りの7つのコツ
①優先順位を考えて配る場所を決める
言うまでもないことかもしれませんが、人通りが多い場所の方が良いです。
お店の前に人通りが多ければ良いのですが、立地などによっては、お店から少し離れた場所、例えば駅前とかで配ることも多いと思います。
その時、大切なのが「人の流れを見る」こと。
例えば美容室のような地域密着性が高い「店舗型」運営の場合は、まずお店の近くに住んでいる人に知ってもらえることが大切ですよね。
なので、何も考えずに『貰ってもらえればいいや~』的な発想で場所を選ぶと、もらった方の住んでいる場所がお店から離れれば離れるほど、チラシを見てもらえても捨てられる可能性は高くなります。
優先順位として、まず店舗周辺に向かっている人の流れに沿って配るようにするといいと思います。
チラシ配りは一度受け取ってもらえたら、その相手に対しての働きかけが終了するわけではありません。
通勤などで配布場所の周辺を毎日のように通る方達に対して「繰り返し認識してもらう」ことが大切です。
チラシ配りなどは受け取った人に対してしか広告効果がないと思ってしまうと本当にもったいないことです。
後述でも触れますが、「配る人自体が広告塔」として機能しているということを意識することで様々な働きかけをすることができます。
②ターゲットを決める
そもそも「女性専用」などのターゲットが明確な業種もあると思いますが、そこまで明確でない場合でも、ある程度反応が良さそうな相手に向けてアプローチする方が効率は良いです。
歩いている人全員にアプローチすることはできません。
明らかに急いでいる人や、サービスを必要としてなさそうな人(例えば、学生に不動産チラシは必要性が低い)などは、可能性ゼロとは言いませんが、他にアプローチした方が本来の目的を達成する確率は高くなるでしょう。
年齢や性別、見た目の雰囲気、家族連れかどうかなど、お店のサービス特性に応じて、様々な視点で優先順位を決めておくと良いと思います。
なので、効率を上げる為には、歩いている人をものすごく観察しなければなりませんし、配れる距離まで近寄らなければなりません。
私は、常にまわりをキョロキョロしながら、動き回っていました。
チラシ配りはちゃんとやると疲れますよ~。でもその分やりがいもとっても感じます。
③もらってもらいやすい雰囲気を醸し出す
受け取ってくれる為の要素の8割は、配っている人間が醸し出す雰囲気で決まるといっても良いと思います。
怪しさや不誠実さがあると何をやっても逆効果、ティッシュすら「気にくわない相手」からはもらいたくないのが人の性。
警戒心の強い方なら、雰囲気が悪いなと感じたら傍を通るのも避けるでしょう。良い印象を持ってもらう為には下記のポイントを意識すると良いと思います。
●笑顔
まずは、なんといっても笑顔が大切。
笑顔は人を安心させ、良い印象をもたらします。これは配る瞬間の表情だけを言っているのではありません。
あなたは常に見られています。
遠くから見た時に機嫌悪そうにしているのを見られたらその時点でアウトです。
常に機嫌よさそうに自然な感じでニコニコしていてください。
そして配る瞬間はとびきりの笑顔で配ってください。
●良い姿勢
姿勢も大事です。
表情は頑張って作っていても、姿勢がいかにもダルそうな感じでは違和感が出てきます。
身体的な姿勢が、誠実そうな人などの「内面的な姿勢」の評価に影響を与えます。
●好感のもてる服装や見た目
服装や見た目もとても大切です。
ほとんどの人は問題ないと思いますが、たまにものすごく個性的な方がいます。
なんなら渡し方までとても個性的な人もいます。(笑)
たしかにその人ことは覚えてもらえるかもしれませんが、お店のサービスに対する印象は悪くなってしまいかねません。
目的はあくまでもお店の宣伝です。
可能な限り清潔感のある服装や見た目でサービスの良さに関しても良い印象を与えられるようにしましょう。
また、店名や業種などが分かるユニフォームなどがあれば、立っているだけでも十分広告として機能します。
せっかく人件費を投じているのであれば、費用対効果を最大限にもっと見た目にこだわると良いでしょう。
さて、良い雰囲気づくりについてはこの他にもたくさんあると思いますが、この三点を意識するだけでもだいぶ違ってくると思います。
心理学で「返報性の法則」というものがありますが、好感がもてる雰囲気で配ると相手はこちらに対して良くしてあげたいという気持ちになり、逆にムスッとしていたり心を開いていないと相手も心を閉ざします。
私は、ティッシュ配りしている時におばちゃんから飴ちゃんをもらうことが何度もありましたが、私自身も一生懸命配っている人に遭遇するとついつい受け取ってしまうことがあります。
④配りたい相手に心の準備をさせる
さて、実際に配るシーンに入りますが、配る際に最も重要なことは、配りたい相手に「認知」されることです。
これは、『なんか配っている人がいるな~』というレベルの認知ではなく、『 ❝私❞に配ろうとしている』という認知です。
もったいないなと感じる配り方をしている人の多くは前者の認知で、それだとただの街に流れるBGM・景色の一つになってしまい、関心をもってもらえないので、アプローチをしても反応が弱くなると思います。
●目を見て、あいさつ
『私に配ろうとしている』と思ってもらう為には、配りたい相手の目を見る感じで、『こんにちは!』などの挨拶をすると良いと思います。
目線を合わせない人もいると思いますが大丈夫。
意識はこちらに向いています。
短い時間で伝えたいことは限られていますが、受け取ってもらう為には「安心感」が大切です。
挨拶が大切という価値観の人は一定数いますので、いきなり本題に入るのは不快感を与えてしまう方もいるかもしれません。
(昔、とあるスポーツショップに行ったとき、自動ドアが開いてお店の中に入った瞬間に『なにをお探しですか!?』と迫られたことがあり、ドン引きしました。まずは「いらっしゃいませ」でしたね。笑)
挨拶があると「親近感」も生まれやすくなりますので、受け取ってもらえる可能性も高くなると経験的に感じます。
●相手が認知できるギリギリ離れた距離で声を掛ける
基本的に相手は歩き続けます。
歩くの止めてまで受け取る人は稀ですので、相手が自分の真横に来てから挨拶しても遅いです。
認知が可能なギリギリ離れた距離に到達したタイミングで声を掛けます。
⑤アクションに繋がる情報を伝える
良い雰囲気が作れるだけでも配れる数は増えると思いますが、それだけでは不十分。
受け取ってもらえても、その内容をじっくり見てもらえるかはまた別な話です。
配るときにしっかりとその後のアクションに繋がる情報を伝えることでお店を利用してもらえる確率がアップすると思います。
ただ、短い時間に伝えることのできる情報は限られてきます。
業種やお店の認知度、サービスの内容、キャンペーン情報など、何を伝えることがより効果的かは、それぞれのお店の状況に合わせて取捨選択する必要があると思います。
時間の制約を意識しながら、下記の要素をお店に合った形にカスタマイズして、最も効率的でコンパクトなメッセージを作ってみてください。
●受け取るメリットを伝える
一番重要な情報は、「受け取るメリット」を感じさせる情報を伝えることです。
例えば、『無料体験キャンペーン実施中です』や『新装開店セールでお得です』や『チラシ限定割引あります』など何でも良いのですが、キャンペーン情報などの「今だけ感」のあるタイムリーなお得な情報などを伝えると効果的だと思います。
人はなるべく損したくない生き物です。
「無料」や「期間限定」などのワードは、どんなサービスかは分からなくても『とりあえず受け取っておこう』という気持ちにさせやすいです。
逆によく分からないからこそ、『え、無料って何、何?』と興味をそそることもあるでしょう。
『もらわないと損かも』と感じさせたり、『いつでもいいや~』と感じさせないアプローチがチラシ配りには特に必要になってきます。
これがしっかりと伝えることができれば、離れたところの相手でもそれが聞こえてくることで、わざわざ向こうから貰いに来ることもあります。
●サービスの強みを伝える
お得な情報がないという場合はどうすればよいでしょうか?
正直なところ、新規客を捕まえたいならキャンペーンを打つのが手っ取り早いかと思いますが、どうしてもやりたくない時は、他にはあまりないそのお店の「サービスの強み」を伝えると良いかと思います。
たとえば、「地域NO.1」とか「最新の〇〇」とか「リピート率90%」など、おもわず『えっ、どういうこと?』と興味をそそるようなフレーズがあれば反応があると思います。
よく、ラーメン屋ののぼりとかで、「TVで紹介されました!」みたいなのありますね。
私もそうですが、『うまいのかなぁ、とりあえず一度食べてみるか』という気持ちにさせられます。
そこまでの強みはないという場合も、物は言いよう、ちょっとでもサービスの良い部分を見つけて上手に伝えてみてください。
●業種もしくは店舗名を伝える
チラシを受け取りたいと思うかどうかの要素の一つとして、「自分と関係があるかどうか」ということも大切です。
関係があるかどうかというのは、提供しているサービスなり商品の必要性が感じられるかどうかということです。
それを認識できる情報は「業種」になります。
店舗名を伝えることは「認知度」があれば良いですが、初めて聞くような場合は全く意味のない言葉となってしまいます。
ですので、認知度が低いお店は「業種」を伝えてみてください。
どんな種類のお店の情報なのかがわかると自分に関係あるかを瞬時に判断できます。
『そろそろ髪を切りたいな~』と思っている人なら「美容院」であることが分かれば反応してもらえる確率が上がります。
認知度がある程度高いお店については、すでにどんな業種かは知られているので「店名」の方が反応が良い可能性もあると思います。
例えば、ファストフード店の「マッ〇」などは、『マッ〇でーす!』で十分ですし、ユニフォームなどを着ていれば、店名すら言わなくても分かるレベルです。
視覚的な情報は、一瞬で伝わりますので、認知度が低いお店の場合はなるべくユニフォームなどで店名を認識してもらうと良いと思います。
なお、店舗名が短ければ『美容院ヨッシーです!』みたいに両方伝えられるかもしれませんので、より最適なものにしてください。
可能な限り、業種、店舗名、ユニフォームと全部取り入れてみましょう。
●相手に合わせて微調整
少し上級のテクニックとして、相手のニーズに細かく合わせて伝える内容を変えるという工夫もできます。
私の例で言いますと、フィットネスクラブでキッズの運動クラスがあったので、対象となるような子供を連れた親子に対しては、『キッズスクールの無料体験実施中です』みたいな感じで伝えることもありました。
子供の為にという母親は多いものです。
キッズというフレーズが子を持つ親に対して、自分と関係があるという意識を強めます。
子供の方から『チラシくださ~い』と言ってもらいに来ることもありました。
子供は警戒心が少ないですからね。面白半分でもらいにくる子も時々います。
美容院であれば、キッズのヘアカットなどの情報は反応を得られるかもしれません。
私自身2歳になる息子の美容院選びはちょっと考えたものです。
暴れるからです。
その辺の不安を解消できるお店を選んだりしました。
相手を見ただけでは分からないことが多いなかで、ヒットするかは難しいところもあると思いますが、普通に配ることでは得られない反応が返ってきたりしてやりがいも感じました。
色々と試す中で徐々にセンスが磨かれてくると思いますので、楽しみながら実験してみると良い反応が少しずつ増えてくると思います。
【実践例】
[もったいない例]
・『お願いしま~す』
・『どうぞ~』
・『ご利用くださ~い』
・『〇〇で~す』
・『美容院です』
・『クーポンです』
・『キャンペーン中です』
[オススメの例]
・『こんにちは!フィットネスです。無料で体験できます。ありがとうございます。』
・『おはようございます。美容院です。初回50%OFFです。ありがとうございます。』
・『こんにちは!〇〇メガネです。期間限定クーポンです。ありがとうございます。』
⑥ストレスのない位置とタイミングで差し出す
●届く距離で渡す
当たり前すぎて伝えようか迷うほどですが、時々こちらが近寄らない限り絶対届かない位置から差し出していて『届かないよー』とツッコミたくなる人がいます。(ただヤル気がないだけかもしれませんが)
ティッシュでさえ、近寄ってまでもいらないよと思いそうなのに、チラシではなおさらスルーされます。
もっと動きましょう!
渡す相手が手に取りやすい位置に差し出しているかということも大切なポイントの一つです。
なお、心理学的にバッグを持っている側は警戒心が強いという考えもありますので、そのあたりまで考慮してバッグを持っていない方から渡すなどができればより良いかもしれません。
●相手の歩行に合わせたタイミングで差し出す
差し出すタイミングが遅い人もいます。
多くの人は歩行のスピードや方向を変えずにストレスなく受け取れた方が良いはずです。
相手が腕を伸ばした時に遠すぎず近すぎず、ストレスを感じない距離に差し出します。
このへんの感覚は、自分が受け取る側に回った時にどう感じたかを思い出しながら調整してみてください。
●2,3歩追っかけ、相手に判断する時間を与える
相手は、こちらが伝えたことを理解してから受け取るという行動に移すまでの判断にかかる時間は人によって違います。
また、相手の歩行スピードによっては、ちょうどよい位置でメッセージを伝えきれない場合もあります。
なので、判断の時間を考慮したり、相手の歩行スピードに合わせて少しついていくようにするとよいと思います。
ティッシュの場合も、一瞬考えてから『あっ、やっぱりもらっとこ!』みたいなことは、自分にもありますので、あまりにも早く「この人無理、次!」みたいにしていくともったいないかもしれません。
ただ、あまり長い距離ついていくとしつこいと思われ不快感を与えますので、2,3歩程度がギリギリかなと思います。
⑦受け取らない相手にも「感謝」する
ここまでのコツについては、上手な人なら大体出来ているのではないかと思います。
チラシやティッシュを配った時点でこちらの目的は達成されているので、通常ならここまででも問題ないかなと思います。
なので、受け取らなかった相手に対してどうこうという発想自体ピンとこないかもしれませんし、やる意味を検証しづらいところでもありますので、実際何もしなくても良いと言えば良いかもしれません。
ですので、受け取らない相手への働きかけは、私の「人との関わり方」という「哲学」と「実際にあった体験」から良いと感じたので、ご提案したいと思います。
共感していただけたら、試してみてください。
まず、考えていただきたいのは、チラシやティッシュ配りというのは、相手の通行中に一方的に、ある意味ゲリラ的にアプローチしています。
人によっては邪魔されていると感じるわけです。
実際うっとうしいと感じたことのある人も多いでしょう。
ですので、受け取る意志のない人にとっては、広告効果としてマイナスに働くことさえあるかもしれません。
配り方がひどければなおさら『あのお店の配っている店員感じ悪いなー、行くのよそう。』みたいなことだって起こり得るのです。
どんなに始めは良い印象でいても、邪魔したあと、迷惑をかけたあとに何のフォローもなければ、どうでしょうか?
印象が変わってしまうこともあるかもしれませんよね。
そこで私は、受け取った人に対してだけではなく「受け取らなかった人」にも『ありがとうございます!』と声を掛けることにしたのです。
そのようなことをずっとしていると、面白いことが起きました。
なんと、ティッシュを配っている私の方にオジサンが近寄ってきて、『きみは、なんて良い青年なんだ!』と言って握手や軽いハグをしてきたのです。(ごく普通のおじさんですよ。)
自分で言うのもなんですが、ティッシュ配りでこのような経験そうできるものではないと思います。
これ、ある意味「極意」と言ってもよいのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ティッシュ配りやチラシ配りは、ただその場に突っ立って、機械的に配っていれば良いというわけではないと思います。
歩いている人を色々と観察し、考え、動きまわり、心を配る。
ティッシュ配りやチラシ配りといっても、本質は人と人との「コミュニケーション」だと思います。
たとえ一瞬とはいえ、繋がりたいという想いが相手を動かす。
そう信じて行うことで感動的なことが起こったりします。
どんな経験も必ず自分の人生に影響を与えますので、たかがティッシュ配り、たかがチラシ配りと思わずに一度本気でチャレンジしてみてください。
あなたのこれからの人生に良い影響を与えてくれると思いますよ。